社会特色

この社会の特色は、検地によって確定された土地の生産力を、米の生産高によって把握し、高何石というように、石高であらわしたことである。そして、それをもとに、大名の領地や、家臣の俸禄、そのもととなる村々の年貢量、農民の所有地などが、すべて石高で表現された。また、士農工商という言葉で表現されるように、身分制度が社会のすみずみまで、ゆきわたっていた。支配者である武士たちは、農村から離れて、大名の住む城や陣屋のある所に、あつまって移住した。村の支配、年貢のとりたてや、治安の維持などは、村におかれた名主庄屋などの村役人を通じて、村の責任でおこなわれた。それ以外にもキリスト教を排斥するため、鎖国が実施され、海外との交通が禁止されたことも、ひとつの特色である。その一方国内で戦乱がなく、平和がつづいた結果、生産、流通、交通など経済的な発展がみられた。

社会特色